書家の写真 ∞ 八戸香太郎

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横トリ、もとい横浜トリエンナーレ

所変わって、横浜。



横トリ、もとい横浜トリエンナーレです。

前回擦った揉んだがあった横トリですが、今回は5人のキュレーターで構成していたので、そういう意味では作品のバラエティが豊か、と思いきや映像作品が多すぎた印象。あとパフォーマンスね。イベントに参加しないと充分に楽しめないかも。ちなみに映像ではRodney Grahamの作品がおすすめです。



さて、映像やインタラクティブが多かった今回だけど、個人的にはシンプルな作品が好きなので、イタリア人作家、Michelangelo Pistoletto氏の《17マイナス1》が良かった。



単純で誰にでも分かり、且つコンセプトが明瞭な強い作品だと思う。そういうのは意外と少ない。

あと、作品配置というか、こういうざっくりした企画にあって、うまくスペースを使いながら展示していたのが、アメリカ人作家、Miranda Julyの作品。こういうシンプルで技術的に凝ってないのが好きです。



細い路地を歩きながらメッセージボードの物語を読み、観客は作品を体験していきます。
ただ言葉の作品なので、日本語と英語が両面に書かれているのですが、多分入り口が逆になっているのでしょうか。日本語を読んだ後、後ろを振り返ってボードの裏の英語を読んでしまうと、最初にオチが分かってしまうので注意。これから行く人は振り返らず進んでください。



今回は会場が散らばっているので全部を一日で回るのは大変ですが、作品的には第3会場の日本郵船海岸通倉庫がメインと言って良いと思います。あえて写真は載せませんが、なぜかR15指定になっているオーストリア人作家のHermann Nitschのグログロ作品とかも好き嫌いは別にして見応えあるし。



でも一番は家族で遊びに来てた彼女かな。ずっと踊りながら鑑賞するマントパフォーマンスが素晴らしかったぜ。そういや日本人はカップルや友達同士が多いけど、外国人は家族連れも多い。これはアートフェアとかでも同じ傾向だと思う。日本人は家族で美術館なんかに行くと大変だと思ってるのかも。



とにかく毎回賛否両論ある横トリだけど、3年に一回の祭りなんだし、やっと日本にもビエンナーレ(2年に一回)やトリエンナーレ(3年に一回)が根付く兆しが見えて来たので、何とか予算を捻出して続けていって欲しい。。今回は会期半ばで10万人以上来場者があったそうだし、次回も大丈夫そうかな。私は日本の悲惨なアート環境が少しでも良くなればそれだけで価値があるように思うのです。規模や運営などについては批判も多い所でしょうが、よく考えたらヴェネツィア・ビエンナーレ(La Biennale di Venezia)は1895年からやってるわけで、来年で53回目です。つまりトップクオリティのビッグイベントにする為にはそれだけの歴史が必要かもって事。アートにおける環境全て、日本と欧米ではそれくらい差があると思っておいた方が良い。アートの歴史の長さも、質の良いアーティストの数も、日本は欧米と同等以上だと思う。でも現在の環境や理解度を考えた時、作品やアーティストやギャラリーや美術館を取り巻く全てが100年分くらい違う。それでもいろんなポジティブな動きが活発になってきているので、今世紀中に何とかなれば、次の世代の日本人アーティストはかなり戦えるような気がする。ま、いまの世代の我々も生き残るために日々戦って行かなければいけないのだけど。。


横浜トリエンナーレ2008 【11/30マデ】


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photo by project8 - -
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